家の構造に用いる木材は?

宮崎杉

構造材には国産の無垢材だけを使用。輸入材や集成材は使用しません。

高級材では、ヒノキが使われる。人気の素材としては、杉がよく用いられる。スズキ建築設計事務所では、産地の明確な「飫肥杉」、「宮崎スギ」の無垢材を使用します。構造用集成材の柱が多く使われているが、「はったモノは剥がれる。」と心配するようにドイツと中国製の構造用集成材に剥離事故が発生している。また、ホワイトウッドの集成材に至っては、日本の高温多湿の気候から、腐食や白アリ被害が多く発生し、薬剤漬けにしたり、別の材に変えたハウスメーカーもある。「飫肥杉」は、木材そのものに、天然で人体に全く害のない「殺蟻成分」があるスギ材です。

無垢の梁材

飫肥杉(おび杉)の無垢の梁材が基本です。
集成材の梁材は耐久性や安全性の問題から使用しません。

梁とは上方からの荷重を支える横架材のこと。スズキ建築設計事務所では、軸組工法の梁の骨組みをデザインとして見せ、ダイナミックな空間造りにしています。住宅の建築に使用する木材と云うことで考えた場合、私たちは、構造材として集成材は使用しません。構造材の場合は、家族の生命財産を地震や台風などの災害に頑強に耐えても、見えない部分に「貼ったものはいつか剥がれる」のではという不安のある材料を使うことは出来ない。化学物質の問題と同じように不安のある建材は使わないという姿勢の為、基本的に国産材の無垢材を使います。それに変わるものがないという場合は、仕方なく集成材を使用しますが、住宅の構造材で集成材をしたことは今までありません。