建築金物のこだわり

環境に優しい金物の使用とは?

スズキ建築設計事務所では、NPO法人「木の住まいを創る会」の家づくりの思想のもとに、住宅に使用する建材だけでなく「建築金物」も環境に優しいクロムフリーの釘・金物を2005年から使用しています。

建築金物の防錆表面処理に、六価クロム化合物が主に使用されて来ています。防錆表面処理の大変有効な材料として使用されてきた「六価クロム化合物」は、土壌汚染に対して環境規制や制限が厳しい欧米では、使用が制限・削減されています。

私たちは、環境と人間に優しい住まいづくりを提言し続けて、そして、健康で、丈夫で安心な住まいづくりに必要不可欠な耐震性・耐久性と同じく、建築金物も、環境と人間に優しくなければならないと考えています。

木材や建材の現場工事では、天然接着剤を使うと共に、クロムフリーの「環境に優しい建築金物」を提案する(株)タナカの建築金物を優先的に使用し、住む人の健康を第一に考えています。

「六価クロム化合物」とは

六価クロム化合物は刺激性が強く、腐食性があり、かなり毒性が強い。工場などで、このクロム化合物にさらされていると、皮膚や呼吸器系が侵されます。皮膚が侵されると、潰瘍や皮膚炎が起こり、また、クロム酸塩の微粉塵を吸入すると、鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)、呼吸器系の癌、及び、慢性的な刺激過敏や充血などを引き起こします。めっき、製革、染料の原料として使用されており、工場排水からの混入が考えられます。塩素処理された水のクロムのほとんどが六価クロムになります。金属クロムは無害ですが、六価クロムの毒性は強いです。

ブリタニカ国際大百科事典5』より抜粋